川上 鉄平 KAWAKAMI, Teppei [トランペット]
大阪府出身、東京藝術大学でクラシックの勉強をする傍らポップスやロックのステージにも興味を持ち、現在フリースタイル(!?)の演奏をしており、クラシックの演奏からバリバリハードロックのバンドのレコーディングやライブにも参加している。蜷川幸雄、栗山民也、宮本亜門、アダムクーパー、他にも多数の演劇やミュージカルに数多く参加。矢沢永吉、松浦あや、浜崎あゆみ、リップスライム、エゴラッピン、ジョニー大蔵、風味堂、175R,西城秀樹、松下奈緒、ドリームズカムトゥルー、Super fly、菅野よう子、久米大作、コシミハル、菅野祐悟、岩代太郎、などのアーティストやコンポーザーののレコーディングやコンサートツアー、CMレコーディングに参加。YAMAHA EM2
トランペットってこんな楽器
金管楽器で最高音を担当します。一番目立ちます。目立ちたがり屋が吹きます。音がはずれるとこれまたよく目立ちます。
皆様が一番よく耳にするトランペットの音はなんといっても正露丸のファンファーレでしょう。実はコマーシャルで流れているトランペットの音はこけもものトランペット2人の師である、北村源三先生が吹いているそうです。師匠が吹いているからか、よく楽器紹介で正露丸のファンファーレをよく吹きます。
トランペットの音は色々あって、ポップス、ラテン、ジャズ、クラシックと多くの音色があります。ポップスでは切れのあるするどい音、ジャズではほのかに人の声でしゃべっているような音、クラシックでは美しい伸びのある音となります。
トランペットの歴史
トランペットの原形には、木製、竹製、動物の角製と色々な種類がありました。昔のトランペットは、合図や信号として遠くに音を伝える道具であり、まだ楽器というよりは生活の道具の一つだったのです。中世の十字軍の遠征によって高価な戦利品として西洋に伝わったともいわれています。これらはのちに金属製になりました。
初期の楽器はまっすぐのびた長い形をしていましたが、それが不便だったため、S字に曲げたりZ形に曲げられたりしました。13〜14世紀のころです。現在のトランペットのようにクリップのような曲げ方になったのは15世紀ごろといわれています。それでもまだピストンとよばれる部分がなく、リコーダーのような穴をあけて音を変えていました。トロンボーンのように伸ばしたり縮めたりするスライドとよばれるシステムがついているものもありました。また、曲の調性により、長さの違う楽器を使っていたため、大小様々なトランペットがあったということです。
1830年ごろ、遂にピストンが開発され金管楽器に取りつけられ、今の形になりました。逆に言えば、昔の人は指を使わずに曲を吹いていたということです。ヴァイオリンやピアノが半音階で演奏できた時代に、トランペットは下からドソ上のドミソシ♭さらに上のドレミぐらいしか音は出なかったんです。モーツアルトやベートーヴェンの時代のトランペットはティンパニーと同じ音を吹いたりして、ソロを吹くことは滅多にありませんでした。それが今のピストンやロータリーシステムがついて、花形のメロディー楽器になったのです。
さて、トランペットの歴史についてつらつら書きましたが、実際、中世のころの楽器は残っていません。というのも、金属なのでサビて土になってしまうからなのです。ではどうして色々昔のことがわかったのでしょうか?中世ヨーロッパの建物の壁や天井に描かれた絵には、今と違う形のトランペットが登場していました。つまり、それらの絵を手がかりにしてトランペットの歴史を知ることができたのです。古くはエジプトのピラミッドの壁画にも登場します。まっすぐにのびたトランペットです。実際にはどんな音を出していたのか、タイムマシーンがあったら是非見に行ってみたいものですね。
